| 週刊少年ジャンプ・作品評価 | |
![]() | 作品名:ぼくのわたしの勇者学 シナリオ:7 デザイン:3 構成力:8 世界観:2 ※シナリオとデザイン、構成力と世界観は一対。 合計で必ず10になります。 ※数値が高い方が優れているというわけではなく、 特色が強いということです。 |
今号で勇者学が終了しましたので、評価しておきます。
この作品も、原型が読切で掲載され、そこで評価を得て連載に至たった作品です。
当時は何かの賞を受賞し、本誌に作品が掲載される等、編集部の評価と期待が、
かなり高かったような印象がありました。
現代にRPGの勇者のような先生が現れ、勇者学という授業を教える世界観ですが、
説明だけ聞くと突拍子もない内容っぽいですが、実際のところは、
よくある高校を舞台にしたギャグ漫画、の様相しか成していませんでした。
構成は、ギャグ漫画にしては一風変わった展開が多々見受けられました。
夏祭りをホラー風にギャグでまとめたり、人気投票をバトル風に演出したり、
読者に飽きさせない配慮が見られました。
ギャグ漫画としては、絵的なインパクトが薄かったような気がします。
主人公は勇者の格好をしていますが、主人公自体があまり登場しなかったので、
ギャグと話だけで勝負しなくてはならないという、非常に不利な立場でした。
ギャグを生かすストーリー作りはしっかりできていたと思います。
1号で2話掲載等、短期間でストーリーを作る力はあったと思いますし、
ギャグ自体も安定はしていなくても、光る部分は多々見受けられました。
今回の終わり方は打ち切りというよりも、作者や編集部都合な、
終わり方っぽいですが、この作者の次回作に期待したいと思います。
くれぐれも、今流行の漫画家と編集部の喧嘩別れでないことを祈りたいです。
ONE PIECE(ワンピース)
最近、ワンピースが面白い。
そもそも自由な世界観だったはずなのだが、今までは閉塞感が強かった。
どっかの島→敵と遭遇→バトル→どっかの島、の繰り返しだったからな。
今のような、つわものどもが集まり、先が読めない展開は、
読んでいて楽しいし、主人公以外の海賊にも焦点を当てるのは良い。
世界観が広がったような感じだね。
それにしても1億越えのルーキーどもは、様々な能力を持っているな。
まだまだ作者もネタが尽きていないようで、個性的な能力を考えるが、
まあこれらの能力は、二度と描かれないような気もしなくもない。
今後のルフィたちの旅で、こいつらも再登場すれば面白いが、
ただの一発屋で終わらせたらもったいないし、作品に厚みも加わらない。
コマは上手に使わないと、単調な漫画になってしまう。
それにしても黄猿が反則的に強いが、足技ということで、
サンジとのバトルが確定したというわけだな。
まあ、実際に戦うことになるのはかなり先だろうけど、
それにしても、この漫画も長続きしてるな。
ジャンプの歴史の中では、こち亀の次くらいに連載期間が長いんじゃない?
まあ、100巻目指してがんばってくれ。
どうせ次回作はコケるんだから、今の内に金を稼げるだけ稼いでおけ。
ぼくのわたしの勇者学
最終回が、70年後という設定が意味不明だな。
オチのために、時間を進めなくてはならないという事情は分かるが、
オチが滑っていたから、擁護する気にもならない。
それにしても唐突な連載終了だな。
掲載順位も悪くなかったし、編集部としては2話掲載等、
扱いやすい作家だと思ったのだが、あっけなく切り捨てたものだ。
こういう場合、作家と編集部の意見の相違や、喧嘩等が疑われるが、
まあ、自分がいいように利用されていると気づいたかな?
そこで我慢して犬のように尻尾を振るか、プライドを優先するかで、
今後の人生が大きく変わるのだが、いばらの道を選んだのかな?
まあ残念なのが、勇者とかRPGとかのテーマと関係ないギャグばかりで、
独自性を最後まで保てなかった点だな。
主人公よりも、脇役の河野の登場回数の方が多かったのも致命的。
もっと個性を発揮できるギャグ作りを考える必要があるな。
でないと、今のジャンプでは連載を勝ち取れないし、読者の支持も得られない。
新たなジャンルを開拓できていたかもしれないのに、非常にもったいなかった。
FCバルセロナ物語
また唐突に、どうでもいいテーマの読切が掲載されているし。
そもそも普段からサッカーを取り上げているわけでもないのに、
いきなり『FCバルセロナ』とか持ち上げたって、読者にしてみれば、はぁ?だよな。
ミーハーというか、なんというか…。
ちょっと前まではベッカムのいた、レアル・マドリードが持ち上がられていたが、
今じゃレアルは忘れ去られ、今度はバルサか?
まあ、漫画の内容に関してはどうでもいいよ。
今頃メッシを取り上げたところで、生い立ちくらい知ってるし。
見るべき点もない、博識の俺様にとっては当たり前の事実が並んでいるだけ。
まあ驚いた点としては、漫画の内容とは別で、
カラー扉で取り上げられているけど、カンプノウのミュージアムに、
キャプテン翼が並べられている点だな。
確かに現在のキャプ翼は、翼がバルセロナに加入するストーリーだが、
その辺のへっぽこ漫画が同じストーリーの漫画を描いても、相手にされないだろうな。
世界中のサッカー選手が、幼い頃にキャプテン翼を読み、影響を受けている。
中東で活動している自衛隊が、車両にキャプテン翼の絵を描いていたから、
テロリストも襲って来なかったという話も有名だ。
漫画の力は偉大だな。



今さらですけど、勇者学は連載してた漫画の中で一番楽しみにしていて、ジャンプを買ったら、最初に読んでました。連載当初の頃はすぐ終わると思ってたんですけどね。
爆笑というのはなかったんですが、この作者の視点にはどこかしら親近感が湧きましたね。もしかしたら年齢が近いのかもしれません。
自分も次回作を楽しみにしています。
勇者学は、ギャグ漫画としては非常に読みやすかったと思います。
RPGとかゲームとか、とっつきやすいネタを題材にしていたので、
『嫌い』という人は逆に少なかったと思います。
勇者とかRPGとか、途中からあんまり関係なくなってきていたので、
もう少しマニアックに、テーマに沿ったギャグ漫画が描けていれば、
他との差別化ができていたと思います。