| 週刊少年ジャンプ・作品評価 | |
![]() | 作品名:To LOVEる-とらぶる- シナリオ:0 デザイン:10 構成力:0 世界観:10 ※シナリオとデザイン、構成力と世界観は一対。 合計で必ず10になります。 ※数値が高い方が優れているというわけではなく、 特色が強いということです。 |
今号でとらぶるが終了しましたので、評価しておきます。
ジャンプ連載には必ず1枠が用意されている、いわゆるお色気系漫画でしたが、
お色気系では珍しい、脚本・漫画の分業制の作品でした。
ちなみに漫画担当は、前作・ブラックキャットの作者です。
世界観は、ベタなはちゃめちゃ系ラブコメディで、それにお色気が加わり、
主人公の周りには、宇宙人のヒロインをはじめ、次から次へと美少女が現れます。
主人公がトラブルに巻き込まれながら、何でもアリな展開が売りでした。
その何でもアリな展開も、毎回オチがほとんど同じであったりしました。
あまりにベタ過ぎる展開に、毎回オールスターでキャラが登場するという、
キャラごとの話の展開やストーリーがあまりなく、構成に工夫がありませんでした。
まあ、はっきりいってお色気が全ての漫画でしたから、
細かい部分より、読者にとっては絵が全てだったと思いますが、
さすが分業制にしているだけあって、絵には力を入れていました。
その分、ストーリーはあってないようなもので、
お色系シーンありきで、水着になる海やプールのシーンを考えたり、
みんなで旅行して風呂のシーンがあったり、ストーリーに見るべき点はありませんでした。
連載順位はそれほど高くありませんでしたが、アニメ化等のメディア展開もし、
コミックスも売れていたようですので、編集部にとっては金のなる木だったと思います。
連載順位だけが打ち切りの対象にならないという、典型的な例の漫画でした。
メタリカメタルカ
第5回金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)エントリーNo.5。
はっきりいって素人が思いつく題材で、読切を描いているな。
『僕が考えた最高の鉱石』で、様々な鉱石の特性を利用した冒険モノの読切。
ガキが喜びそうな題材だが、作品に深みがないし、一度読んでお腹いっぱい。
連載になっても、すぐに読者が飽きて打ち切りになりそうだし、
この手の漫画は、はっきりいって誰でも描けたりするんだよな。
『触れる事であらゆる金属原子を流動化させる』とかいう、
超人設定はいらなかったような気がする。
これがあることにより一気に作品が陳腐化し、主人公が何でもアリになってしまう。
純粋に普通の人間である主人公が、苦労して鉱石を捜して採掘し、
そこに主人公が親父を目指す姿を肉付けしていくだけで、
ストーリーに深みが生まれ、テーマ性のある読切に仕上がっていたと思う。
変に超人設定に走ってしまった点が、まだまだ青いな。
あえてバトル的な要素を控えたのだろうけど、逆にこれに関しては、
バトル要素があった方が面白かったと思う。
自分が苦労して見つけてきた、レアな鉱石で鍛えた武器で闘う…。
であれば鉱石の特徴も引き立つし、主人公を超人化させる必要もない。
何から何までバトルがダメっていう考えだと、逆によいものができない。
まあ、こういう高度な考え方ができないのが、未熟者の証だな。
あねどきっ
どうみてもやはり不自然なのだが、扉絵の主人公の足。
ありえない曲がり方というか、ものすごい不自然なんだけど、きのせい?
完全に足が骨折しているような気がするんだけど。(笑)
まあこの作者、美少女を描くのは得意かもしれないけど、
デッサンとか、その他の表現技法ははっきりいってイマイチだな。
ストーリーもそうだが、完全に素人に毛が生えた程度のレベルだな。
そのストーリーだが、あまりにありえなすぎて寒気がしてくる。
クギで服を引っかいて、ほぼ全裸になったり、展開が強引過ぎる。
とらぶるも強引だったが、とらぶるの非じゃねぇな、この漫画。
で、そうめんをひっくり返して、服がびしょ濡れになって、
スケスケになったりと、こうもありえない展開が続くと、寒気がしてくるな。
こんなんで人気が取れると、本気で思っているのか?
で、極めつけは部屋に蜂が入ってきて、くんずほぐれつになったりと、
作者も描いていて恥ずかしくなってこないか?
こんなもん描いていて、よしと思っているなら、漫画家辞めた方がいい。
読者もさすがにバカじゃないから、こんなんで支持はしない。
色気があればいいという問題じゃないのだから、乱発してないで、
もう少し自然に読者が共感できる展開にしないと、打ち切りは目に見えている。
この作者は調子に乗っているっぽいが、もう少し漫画を描く修行をした方がいい。
To LOVEる-とらぶる-
一応、カラーではないがセンターで終わらせてもらっているから、
打ち切りという形ではなく、大団円で終われた形だな。
まあでも、最近は連載順位も下位だったし、編集部の配慮もあったのだろう。
相変わらず最後までベタな展開で終わっていったが、
この漫画では、こういう終わらせ方しかないよな。
いちご100%のように、どっちかに告白して終わるっていう展開も不自然だし、
やっぱり、リトがどっちつかずで、みんなに好かれながら終わる展開が、
この漫画らしいといえばらしいな。
作者の巻末コメントで、『バトル化もなくここまでやれました(笑)』とあるが、
バトル化よりも酷い、最後の頃は前作の主人公もどきまで登場しているけど?
作者の追い詰められている感が伝わってきて、末期なのがよく分かったけど。
最後のページで、女キャラクター総登場しているけど、
絶対に作者のミスというか、描き忘れていたのだと思うが、
春菜の取り巻き、『リサミオ』が完全に抜けているな。
天条院の取り巻きとかはしっかり描いているし、
『リサミオ』よりも登場回数の少ない御門とかは登場しているから、
描き忘れとしか説明のしようがない。
作者にとっては便利なキャラだったし、登場回数も多かったのに気の毒な扱いだ。
ま、この漫画担当の作者は、次回作でお色気路線でいくのか、
元のバトル系に戻るのか、非常に興味はある。
どの方向に行くにしても、この作者は構成やストーリーを組み立てる力がないから、
誰かとタッグで、分業制でやる事をお勧めする。


