2009年11月28日

2009・週刊少年ジャンプNo.52

−漫画でよくあるパターンを検証する−

 四天王とかなんとか五将軍とか、敵の大将クラスを登場させても、
大抵は全員を有効活用させず、その内の2〜3人はザコ&かませ犬で終わる。

 久しぶりだな、このコーナー…。

 まあ、主にリボーンやブリーチ、それとブリーチとリボーン、後はブリーチが当てはまるが、
とりあえず敵に役職付けて、その中の何匹かが人気出てグッズ売り上げでウハウハ、
という効果を狙うキャラ漫画に多く使われる手法だな。

 ブリーチなんてエスパーダなんて10人も登場させても、
その内まともにストーリーに関わる働きをしているのは数人で、
大半がかませ犬で終わっているし、別に10人でくくる必要性もない。

 リボーンも、真6弔花とか登場させても、その内の2匹は完全なかませで、
真6弔花とただの6弔花の差別化も出来ていない始末。

 で、パターンとして、そのグループの中の半分はザコだったりするのだが、
そいつらがやられると、そのグループの一番上のポジションの奴が、
『所詮、あいつらは我らの中でも最低ランクの力しかなかった』とかほざく。

 同じグループじゃねぇのかよ。(笑)
力の差があるなら、最初から同列みたいに同じ組に属するなといいたい。
(ちょっと前に、リボーンでこういった茶番がありましたね)

 更にパターンとして、そういったグループのザコは色物扱いで、
登場時に大体、そいつらのやれれる順番が見えてくる。
基本、しょっぱい漫画に限って、ブサイクから順に死んでいく。
まあこれは、ブリーチとリボーンの王道パターンだな。

 北斗の拳で南斗五車星みたいな5人組が登場したが、
この中で人気があるのがフドウとジュウザで、フドウに関しては、
見てくれからして、ブリーチやリボーンでは真っ先に死ぬタイプの外見。(デブデカ)

 だがフドウにはしっかりとしたストーリーがあって、散り際も見事だった。
北斗の拳を語るには、なくてはならないキャラで、
ブサイクもイケメンも含めてこの漫画は伝説となり、今に至っているわけだ。

 まあブリーチやリボーンは、今はオタクどもに絶大な支持を得ているが、
連載が終われば直ぐに飽きられ、また代わりの漫画に心変わりされるのがオチ。
所詮は北斗の拳やドラゴンボール、ワンピースと肩を並べることもなく、
歴史に取り残されていく、一般ウケしない信者専用漫画というわけだな。

 こういった小さな設定から、漫画というのは大きな差が出てくるのだ。

SWOT(スウォット)
 俺の中で伝説となりつつある、限りなく最低ランクに近い漫画、
『斬』の作者が、しょうこりもなくまた読切を描いてきやがった。
編集部もコイツを多用する意味が分からない。

 コイツの漫画は、漫画家志望の中学生が描いた漫画を彷彿とさせる。
絵が下手なことは当然として、ストーリーも世界観も中二チック。
『こんな展開だとすげぇ』的な、漫画に憧れる読者が思いつくちゃちな展開が多い。

 基本、この作者は学校、不良、バトルな展開でしか漫画を描けない。
ぬけぬけと作者自身が巻末の作者コメント欄で語っているが、
『学園モノが好き』なんじゃなくて、それしか描けないという表現が正解。

 学園モノであれば、中二でも描ける。
もっと複雑な世界観や、社会常識を必要とされるものであれば、
それだけ漫画家としての力量が問われるし、バカでは描けない領域となる。

 アルゴリズムなんていうと聞こえは良いが、勉強だけが取り柄のガリ勉が、
物理法則だの計算を駆使して不良に勝つ展開は、もう描き尽くされている。
っていうかこの設定を無視して、腕力で鉄パイプを曲げるシーンがあるのだが、
基本的に作者はアホなので、読者が納得する計算を駆使し敵を倒すとか描きようがない。

 そのガリ勉という設定も説得力がなく、その主人公の将来の目標が、
『東大入ってNASAに勤める』だが、頭の良い奴はこんなこと言わないよね。(笑)
いかにも中二が考える『頭の良い人』の印象で、何の捻りもない発言をさせている。
同じ天才キャラとして、バクマンの高木の方がまだ頭が良さそうに見える。
(発言や行動パターンから説得力がある)

 『NASAに勤める』っていうのが、何度思い出しても笑える。
頭の良い奴は、『勤める』とか『東大入って』なんて考え方はしない。
NASAも東大も所詮は手段であって、天才が考える目標や野望には到底なりえない。

 で、極めつけは、最後の大ボスを倒す時に使っている本が『六法全書』て。
何でNASAを目指し、物理やアルゴリズムを口にする理系人間が文系の本を持ってんだ?
キャラ設定もいい加減で、キャラの特徴が全く生かされていない。

 所詮はガリ勉だの、なんたらなんて後付で、ただ学園モンでバトルが描きたいだけだろ?
チラシの裏にでも描いてろ。
中二脳じゃ高尚な文化である漫画は描けないから、もう10年くらいは社会勉強してこい。

 基本的に、中二やニートは漫画を描かなくてよい。


ねこわっぱ!
 なんか開始3回目にして、どんどん悪い方向に流れていくな。
読切が頂点で、ものすごい勢いで右肩下がりしているのが分かる。
この下がり方は、師匠の作品『みえるひと』と全く同じパターンだな。
(みえるひとも、ここまで酷くはなかったが)

 連載3回目にして、展開が非常に早い&慌しいんだよな。
少なくても読切は、この慌しさやガヤガヤ感はなかったし、
そこを期待されて、連載につながったわけでもない。

 どうも編集部の期待が強く、長期連載を意識しすぎている節がある。
タマを学校に通わせているのもアウトで、確かに『学校モノ』は描き易いとは思うが、
そんなものは他の二流漫画家でも描けるわけで、同じ土俵で漫画を描いても意味がない。

 挙句、次から次へと都合のよいアイテムやキャラクターが登場する。
そうなると、主人公であるタマの良さが引き立てられなくなり、
漫画の個性や、他の漫画との違いが読者にアピールし難くなってしまう。

 やはり読切のねこわっぱ!の魅力は、ほのぼの&スローライフな世界観だった。
タマの家族が神社でぐた〜としていて、タマが不器用ながら、
便利なアイテムやキャラに頼ることなく、問題を解決していた点がよかった。

 何か変なライバルキャラも登場しそうで、この先がどう転ぶか怖いな。
あまり奇天烈なことをする必要はなく、普通の猫をいっぱい登場させ、
猫好き、動物好きを取り込んでいけば、十分個性的な漫画が描ける。

 間違った方向には行ってほしくないが…。


バクマン。
 暴露ネタもなくなってきたもんで、人気も下降気味だな。
さすがに最近テコ入れをしてきて、今までは暴露ネタ中心だったが、
最近は漫画家のプライベートや恋愛を取り入れるようにしてきた。

 確かに連載を一年もやって、この漫画ほどキャラが薄い&存在感がないのも珍しい。
人気投票をキャラではなく、登場漫画でやっている点からも分かるように、
それが弱点であり、今になって作者達も必死になってカバーしようとしている。

 それにしても…この『走れ大発タント』って漫画が、飽きれるほどつまらなそうだな。
こんな漫画、仮に連載していたら、即効で打ち切りだろうな。
ネーミングセンスも最悪だし、さすがガモウが考えるギャグ漫画なだけある。

 自分の漫画がコケまくったもんだから、せめてフィクションの世界では、
自分が考えるギャグ漫画を大ヒットさせたいんだろうな。
どういうオチにするか分からんが、大ヒットさせる展開なら笑える。

 静河流の漫画が一番楽しそうだな。
ニートが斬みたいな漫画を描くのは興味ないが、ニートの負の部分をモロに出し、
社会不適格な部分を包み隠さず表現できるのは、漫画の本質だと思う。

 実際にあのような漫画がジャンプで連載されることは、もうないだろうけど、
毒も薬も合わせて漫画なんだと、編集部も編集者も再度認識してほしい。

 まあ編集側はともかく、それを読む読者…ていうかアホな親やPTAが元凶だな。
それと少年犯罪が起こると、すぐにその原因をゲームや漫画に結び付けたがる、
自称学者どもの頭の悪さも影響しているな。

 なんとも芸術家が活動し難い世界となったものだな。
posted by 俺 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊少年ジャンプ
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