2007年01月31日

ランボー

 さあ、始まりましたよ、俺様の名作紹介のコーナーが。
ここでは俺様がお勧めする、あらゆるジャンルの名作を紹介していくよ。
これを読んだ奴は、必ずその名作を見たり読んだりしろって感じだね。

 まあここで気の利いた奴であれば、Amazonなんかにリンクを張って作品を買わせ、
アフィリエイトで小金を稼ごうとするかもしれんが、俺様はそんなことはしねぇ。
てめぇで探して買うなり借りたりしろ。

 今回紹介するのは、映画『ランボー』。
まあ、ランボーを知らん奴はいないだろう。
いたら死ねって感じだね。

 主演はシルベスタースタローンだが、これも知らん奴はいないだろう。
他の代表作にロッキーがあるが、どこかで必ず見た事はあるだろう。

 10年位前までは金曜ロードショーとかで、1年に1回位は放送されていたけど、
最近はあの手のアクション映画は、教育によくないとかうるさく言うばばあが多くて、
なかなかプライムタイム(19:00〜23:00)で放送できないんだろうね。

 ランボーをあまり詳しく知らない人は、
『銃を乱射する派手なアクション映画』というイメージが強いかもしれないが、
確かに当たってはいるのだが、バックグラウンドにとてもシリアスなストーリーが存在する。
ただ何も考えずにランボーが暴れるような、その辺のB級アクション映画とは違う。

 ストーリーを簡単に説明すると、ベトナム戦争から帰還したランボーが、
戦友に会いにある街を訪れたのだが、その街の保安官に目を付けられる。
よそ者だという事と、粗末な格好をしていたので、散々に保安官にいびられる。

 ベトナム帰還兵というのは、当時のアメリカでは暖かく迎えられなかったし、
本土に帰ってきてからの職の保障も、高待遇が約束されているわけでもない。
ランボーのように、粗末ななりをして、貧乏な生活をしている者がほとんどで、
保安官みたい奴らの、格好ないじめ相手になりやすかったのだろう。

 で、ブチ切れたランボーが、保安官どもと全面戦争の状態になる。
ゲリラ戦をするために山に逃げ込んだランボーと、
ランボーを捕まえるために山狩りをする保安官の、派手なアクションへと発展するわけだ。

 で、その騒ぎを聞きつけた、ランボーの元上官が駆けつけ、保安官の親玉に、
『勝てるわけがない、奴は元グリーンベレーのエリートだ』と伝えるが、
保安官の親玉は、自分達のプライドにかけてここで引くわけには行かないと、
一向に戦いを止めない。

 で、結局無事に山を抜け出したランボーが、保安官の親玉が立てこもる、
街の警察署みたいなところに乗り込み、
途中の武器ショップ(アメリカでは街中で普通に売られている)で盗んだ武器を使い、
見事に保安官の親玉を倒す。(殺してはいない)

 だがランボーの活躍もそこまでで、ランボーが立てこもる警察署は、
大勢に囲まれ、後のなくなったランボーの下に、元上官が到着する。

 元上官がこの戦いを止めるようにランボーを説得するが、
ランボーはここで、自分たちベトナム帰還兵の境遇を上官に訴える。

 自分達は一生懸命、国の為に戦ってきたのに、帰還したら国や世間は自分達に冷たい。
軍では高価な兵器も任されたのに、本土ではろくな職にも就けない。
ベトナム帰還兵たちは、本土にも安息はなく、地獄だったというわけだ。

 ランボーがどんなに悲痛に叫ぼうとも、状況は変わらない。
結局は元上官に説得されたランボーは捕まり、連行されていって物語は終わるのだが…
(続編が2作あり、十数年ぶりにランボー続編の制作も決定、2007年撮影中)
あまりにも悲しい。

 派手なアクションは勿論フィクションだが、ベトナム戦争や、
帰還兵の問題は、史実を参考に作成されているのだろう。
非常に考えさせられる問題だし、シリアスで深いストーリーだ。

 現代にも通じる問題でもある。
自衛隊がイラクに派遣されたが、そこで働く自衛隊員を誰も評価しようとしない。
公に評価する発言をしようものなら、右翼だの軍国主義者だのレッテルが貼られる。

 だが、国や世間がどういう目で自衛隊を見ていようとも、
そこで働く自衛隊員も人間であり、命を張ってイラクで活動してきたわけだ。
で、そこで働いてきた人は、真にイラクの平和活動に協力したい一心で、
日本とイラクの架け橋のために、命を懸けてきたわけだ。

 アメリカの言いなりだとか、自衛隊の派手な活動は、軍国主義に繋がるとか、
自分は安全な場所で何もせず、言いたい事だけ言う奴は多いが、
そんなのは、国や政府の都合でしかないんだよ。
実際に派遣された自衛隊員は、そんなことは関係なく、
思想や国の思惑とは関係なしに、純粋な気持ちで活動してきたわけだ。

 そういうものは全く無視され、『自衛隊=悪・軍隊』みたいな世間の評価で、
そこで働く末端の純粋な人々を評価せず、貶し、煙たがる。
そして、末端の人々には全く発言権がない。(自衛隊自体に発言権がないが…)
ベトナム帰還兵の問題と通じるところがあると思う。

 非常にシリアスだよ。
単なるアクション映画では表現できない、根の深い問題を取り扱った、
ストーリーとアクションが見事に融合した作品に仕上がっている。

 これを読んだ人には、1人でも興味を持ってもらって、ランボーを見てほしいね。
そして作品を通して、戦争とは?平和とは?を考えて欲しい。
マニュアル通りの『戦争はやっちゃいけませんよ』では、解決できない問題がたくさんある。

 それで解決できるのであれば、誰も痛い思いして戦争なんかしないよ。
よく考えて欲しい、戦争や平和、国、政府、軍隊、自衛隊…、
そして、国の思惑とは関係なしに、己の純粋な信念だけを支えに、
末端で命を懸けて戦った、ランボーのような兵士達の想いを。
posted by 俺 at 23:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | 名作の紹介
この記事へのコメント
こんばんは、俺さん。
ランボーのようなドンパチ物の映画は怖いので、話がどうであれ興味がなかったです…。
でも、観てみたくなりました。

私の母は昭和15年生まれで戦争経験者。
母の兄は戦死したそうです。
戦時中の話を子供の頃から聞いていた私。
戦争は絶対反対!
ですが…戦うという意味等を今まで以上に考えてみようと、俺さんの文を読んで思いました。
Posted by ぷう at 2007年02月03日 21:21
 ぷうさん、こんばんは。

 そうですね…、私がここで薦めているのは、所詮は娯楽作品なので、
怖いと感じるのであれば、無理して見るようなモノでもないので、
その辺りのご判断は、お任せします。

 血とか、人が撃たれるとか、そういう表現もありますので…。

 私も勿論戦争が嫌いですが、どこかの独裁国家が攻め込んできた時は、
家族や大事なものを守るために戦う覚悟ではいます。
常識が通じない独裁国家を相手に、『話し合い』で解決できる保障はどこにもありません。

 戦争と一言でいっても、様々なパターンが存在しますし、
そこに関わる国や政府、末端の兵士まで、それぞれの事情が複雑に関わってきます。
その一端として、このランボーという映画は、
非常に考えさせられる作品に仕上がっていると思います。

 …とはいえ、あくまでも娯楽作品なので、
あまり難しいことは考えないで、多くの人に気楽に観てもらえればと思っています。
Posted by 俺 at 2007年02月04日 00:42
ランボー大好きです。
最後の長まわしの台詞、泣けます。
クソったれ〜だがしかし、がんばるぜ!という気持ちになれます。

軍縮、反戦とか公に訴えれば、大統領でも暗殺される国家って恐ろしい。

ナム戦時の若い兵隊の写真とか見ると、あ〜この人もどこかで撃たれて亡くなってたり、行方不明になったりして、もういないのかな…なんて思いますね…
Posted by ジャンゴギター at 2013年01月15日 17:17
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